はじめに
格安SIMにする場合のデメリットは以下が挙げられます。
- 混雑時に通信速度が低下する
- 店舗数が少ない、オンライン専用のみ
- 初期設定は自分で行う
- 購入できる端末が少ない、扱いが無い
- キャリアメールが使えなくなる
- 支払いがクレジットカード決済のみ
- 格安SIMとの相性で端末が使えない場合がある
格安SIMのデメリットの詳細と解決方法を一つずつ見ていきましょう。
混雑時に通信速度が低下する
格安SIMのほとんどは、大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供しているので割り当てられたデータ量に制限があります。
そのため、平日昼間などの混雑する時間帯になると、大手キャリアと比較して通信速度が低下する可能性があります。
どうしても通信速度を維持したい場合、大手キャリアの格安ブランドと呼ばれるY!mobileやLINEMO、povoをおススメします。
大手キャリアのサポート体制やデータ容量に敵いませんが、他の格安SIMとは異なり、大手キャリアと変わらない通信速度・安定品質でデータ通信を行うことができます。
店舗数が少ない、オンライン専用のみ
大手キャリアには実店舗が全国に多数あり、料金プランの相談や実機を触ったりすることができます。さらにスマホが故障した場合、端末保障に入っていなくても簡単な操作で復旧できることもあり、このような対面でのサポートを受けたい方は店舗があると便利です。
格安SIMは人件費や店舗運営費を削ることで、安い料金を実現しています。そのため、料金プランを自分で決めたり、実機を触らずに決める必要が出たり、スマホ故障時には端末保障に入らないと自分で調べて解決する必要があります。これらが自分でできる人は、実店舗がないオンライン専用の格安SIMでもあまり問題にならないでしょう。
初期設定は自分で行う
格安SIMは実店舗契約ではなく、ほとんどがオンライン契約となり、契約時のオンライン手続きや初期設定を自分で行う必要があります。
ただ、初期設定の手順は格安SIM各社、スタートアップガイドが用意されており、それを見ながら行えるので難易度がとても高いわけではありません。それでも初期設定がうまくできない場合は、電話やチャットなどがあるところで、しっかり解決に向けて説明して頂けるので安心です。
購入できる端末が少ない、扱いが無い
格安SIMも端末の販売をおこなっているところが多くありますが、大手キャリアに比べて端末のラインナップが少ないのが現状です。
店舗数のところでも触れましたが、格安SIMは実機を触ることができません。そこで、家電量販店などのお店に出向いて、実機を触って操作感や画面の色、明るさ、軽さなどあらゆるところを比較体感してみるのも良いでしょう。
キャリアメールが使えなくなる
格安SIMに乗り換える場合、そのまま何もせず手続きを行うとキャリアメールが使えなくなります。長年使っていたメールアドレスが使えなくなるのは、非常に痛いですよね。
そこで、メールアドレスだけ残したメール持ち運びの契約をすることで、乗り換え先でもメールアドレスを使い続けることができるようになります。キャリア各社330円かかりますが、乗り換えする前にメール持ち運びの契約をすれば安心して同じメールアドレスを使い続けられます。
支払いがクレジットカード決済のみ
格安SIMの支払い方法はほとんどがクレジットカード決済のみとなります。一部、銀行口座が使える格安SIMもありますが、まず使えないと考えておいた方がよいでしょう。
格安SIMとの相性で端末が使えない場合がある
端末はそのままで格安SIMに乗り換えて使用する場合、以下の2点について確認が必要です。
1. SIMロック解除されているか
キャリアで購入し使っていた端末を使い続ける場合、キャリア側のSIMロックがされている場合があります。そのまま使う場合はキャリアでSIMロック解除を済ませる必要があります。SIMフリーとして購入した端末を使い続ける場合はSIMロックが掛かっていないため、後述する格安SIMとの相性を確認しましょう。
2. 格安SIMと端末の相性
キャリア購入の端末をSIMロック解除ともうひとつ、格安SIMの公式ホームページで使用する端末が使用可能かチェックしましょう。一部端末では相性が悪く通信ができなかったりする可能性がありますので、必ずチェックが必要です。
最後に
以上、格安SIMのデメリットを紹介しました。初めて自分ですべて行うのは不安があるかもしれませんが、一度やってみてはいかがでしょうか。初期設定など大変な部分もありますが、それ以上に”格安”の恩恵を受けられるのでおススメです。
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